山旅人社・神話&国一之宮巡りツアーは、第11回目です!
今回は美濃(岐阜県)・伊勢・伊賀(三重県)・大和(奈良県)・河内・摂津国(大阪府)の6カ国です。
古事記に登場する神様、猿田彦大神(サルタヒコ)、神日本磐余彦(カムヤマトイワレビコ)や、元明天皇が遷都した平城京&100名城をまわります。
①:12月1日(日) 大阪 〜 亀山
まずは、美濃国一之宮・南宮大社。
ご祭神は金山毘古神(かなやまひこ)。
伊邪那美命(いざなみ)が火の神・火之迦具土神(カグツチ)を産んだ時、苦しんで吐いたものから生まれた鉱山・鉄の神です。鉄の神様ということで、源頼朝や徳川家から厚い尊崇を受けていたそう。
昼食は、道の駅・月見の里の月見茶屋レストランにて。
混んでる隙間に入れてラッキーでしたね。
続いては、伊勢国一之宮!伊勢国一之宮は2社あります。
都波岐奈加等(つばきなかと)神社
長くて簡単には読めない神社ですね。元々は2社(都波岐神社・奈加等神社)だったが明治時代に合併して社殿は1つ。名は2社並べたため長いのか〜(笑)
都波岐神社のご祭神:猿田彦大神 (さるたひこ)・道の神、旅人の神。
まぁ猿田彦についてはご存じの方も多いので不要かもですが、説明しますね。
古事記:天照大御神より高天原から葦原中国へ遣わされた孫・邇邇芸命(ににぎ)の御一行を先導をしようと迎えに行き高千穂峰へ道案内した国津神。
その後、邇邇芸命が天鈿女命(あめのうずめ)に猿田彦を故郷の伊勢国の五十鈴川へ送り届けるように頼み、同行後夫婦となったと言われています。
奈加等神社のご祭神:天椹野命 (あまのくの)と中筒之男命 (なかつつお)
この2柱はかなりな神様通か神話通でなきゃ聞いたこともない神様でしょう。
天椹野命は、天の流星の神。
神話上、饒速日命(にぎはやひ)が大和国に降った際、三十二人の防衛が一緒だったと言われるその一柱。
中筒之男命 は、水の神様・住吉三神の1神。
神話では、イザナギが黄泉の国から黄泉平坂へ逃げ帰り、ケガレを払おうと行った禊の際にその水中より化成した三柱(表筒男命(ウワツツノオ)、中筒男命(ナカツツノオ)、底筒男命(ソコツツノオ))。
住吉三神はセットと思いきや、1柱だけってレアですよね。なぜに?その意図は?と思っちゃいました。
伊勢国一之宮・椿大神社(つばきおおかみやしろ)
ご祭神は、猿田彦大神 (さるたひこ)・道の神、旅人の神。
猿田彦大本宮とも呼ばれ、猿田彦大神を祀る全国約2千社の総本社。
ここは、日本最古の神社と書かれていました。日本最古の神社と名乗っていたり書かれている社はすでに5〜6社は見たので、補足として日本最古の神社の1社と書いておきます。
夕食は、サガミレストランにて。
宿泊:アパホテル三重亀山
②:12月2日(月) 亀山 〜 橿原
伊賀国一之宮・敢国(あえくに)神社
ご祭神は、大彦命(おおひこ)
8代孝元天皇第一皇子で、9代開化天皇の兄。こちらが地元なのかな?
古文書によると、四道将軍として北陸道に派遣された。
・西道/吉備津彦(7代孝霊天皇の子/8代孝元天皇の弟)
・東海道/武渟川別命(たけぬなかわわけ)大彦命の子
・丹波道/丹波道主命(たんばのみちぬしのみこと)9代開化天皇の孫
日本100名城・伊賀上野城
1611年徳川家康の命を受け、大坂に対峙するための城として名手・藤堂高虎によって改修工事が行われました。日本第2位の高石垣!(日本一は大阪城)
伊賀忍者といえば、マンガハットリくんのモデルとなった戦国時代の服部半蔵が1人ではなく、代々名を継ぎ明治まで何十代も続いていたということは知っていましたか?ニンニン♪
続いて、一気に南下し吉野へ。
途中、昼食タイム〜!
宇陀の街並み保存地区の一角にある手打ちそば・まほろばへ。
十割そばでこの麺の細さ!ご主人曰く代々続くこだわりとのこと。
職人技ですね〜。とても美味しかったです。
吉野神宮
ご神祭は、96代・後醍醐天皇。
91代後宇多天皇の第2皇子。南北朝時代の南朝初代天皇
明治天皇が後醍醐天皇の御偉業を深くお偲びに御創立とありました。
御偉業とは、幕府体制から天皇体制を志した第一人者ということなのかな?
その後醍醐天皇は激動の生涯でしたね。
武家政権から建武の新政へ、両統迭立に反対した倒幕計画がバレ隠岐へ島流し、足利尊氏との対立で花山院へ幽閉、三種の神器を持って吉野へ逃亡し南北朝時代へ、最終的には望んでいた治天の君(上皇)の地位には辿り着けず崩御。
約60年後、南朝4代目の後亀山天皇が北朝6代目の後小松天皇に三種の神器を渡して南北統一。
日本100名城・高取城跡
標高583m・比高は390mと日本では比高が1番高く難攻不落の城。
日本三大山城(松山城、岩村城)の1つ。
麓の二の門(城内)から天守閣までの到達が非常に困難でしたが、今は壷坂口門から登れるので天守閣までは登山ではなくハイキング!
バッチリ紅葉していました!
橿原神宮
ご祭神は、第1代天皇・神日本磐余彦命(かむやまといわれひこ)/神武天皇
豊かで平和な国つくりをめざして、九州日向国・高千穂宮から東へ向かい苦難を乗り越え(神武東征)、畝傍山東南の麓の橿原宮にて皇紀元年元旦(西暦BC660年2月11日)日本を建国。
天照大御神の子孫神。神話と歴史の交差点的な人物ですね。
現在(令和)は、126代天皇です。
本日の宿は、ダイワロワイヤルホテル?ではなく、グランドメルキュールになっていた。
夕食は、ホテル内レストランにてバイキング。
種類が豊富すぎて!&平日なのに満席!
宿泊:グランドメルキュール奈良橿原
高千穂ガイドブログ