屋久島・静かな原生林と大展望 大和杉から花之江河と黒味岳1831m登頂

旅行会社・山旅人のツアーです。

1日目:11月15日(火) 伊丹空港〜屋久島

遅延もなく、屋久島に到着出来ました。今回もまず一安心。
離島は着陸するまで何が起こるか分かりませんからねー。
専用車にて、登山ショップ山岳太郎とAコープに立ち寄り、山旅人御用達の本日の宿へ。

屋久島・紫水館
屋久島・紫水館

着くや否や「ただいまー」(昨日ぶり笑)
今回の参加者の中で、以前泊まったことある方が数名いらっしゃいました。
食事のボリュームは昔と比べると減ったらしいですが、それでも多すぎて私でも食べれないくらいです。宿のスタッフの対応の良さやアットホーム感は嬉しい限りです。

2日目:11月16日(水) 淀川登山口〜黒味岳〜石塚小屋

淀川登山口1330m〜淀川小屋1380m〜小花之江河1620m〜花之江河1630m〜黒味岳分岐〜黒味岳1831m〜花之江河〜石塚小屋1460m【9km】

出発は7時です。

世界遺産エリア入口の看板にて説明し、淀川小屋にて休憩。
あちこちに巨木の杉があり、どれも屋久杉?と思っちゃいますが樹齢1000年以上の杉のみ「屋久杉」で、その他の巨木杉は単なる「屋久島の・ ・杉」なのです(笑)
小花之江河への途中、天気が良いので展望台に立ち寄りました。

目の前にで〜んと黒味岳

黒味岳は、右尾根からあの岩岩した稜線を巻いたり登ったりして行きますよー!

トーフ岩・高盤岳もきれいに見えます。花之江河に荷物をデポして、黒味岳へ。

黒味岳1831m登頂!晴天!

山頂からは、360度の大展望!
屋久島の島の中心部にある山々、左奥から、岩々した永田岳(左奥)、双耳峰に見える宮浦岳(M字)、宮浦岳の右肩途中にぽこっとある栗生岳、大きな岩が立つ翁岳(右)、その隣に重なって岩がポコポコ安房岳、手前の岩がゴロゴロが投石岳。
そして、屋久杉ランド側を見ると、大きな『天柱石』が立つ太忠岳(左)、中央の岩群が花折岳(中央)、大きな岩の石塚山(右)も見えました。
いやー最高だー。

花之江河から石塚小屋への歩いていると、一気に原生林の森の中へ。あんまり歩かれていないなとわかる登山道。一人ともすれ違いまたは追い抜きに会うこと無しでした。最難関の不安定な緩めの細い1本のロープがかかっている丸太橋を渡りました。石塚小屋の5分ほど手間に水場あり。小屋はこじんまりとした小屋で詰めると下段:6人+上段6人+別部屋2人が可能です。今日は他は誰も来ず貸切でした。万が一のためテントは使わず済みました。

お腹いっぱい食べていただき、残りをスタッフ3人でいただきました。
小屋がこじんまりとしている分、人数がそこそこいたので室内はそこまで寒くなりませんでした。

3日目:11月17日(木) 石塚小屋〜高盤岳〜淀川登山口

石塚小屋1460m〜花之江河1630m〜高盤岳1706m〜花之江河〜淀川小屋1380m〜淀川登山口1330m【8km】

早朝に、メンバーの一人が「昨日足を木道にぶつけた所が痛くて歩けないかも!」騒動がありましたが、まずはゆっくり目に歩いて様子見ましょうと全員出発。

花之江河まで戻ります。途中の最難関の丸太も加地さんのサポートで無事通過!
荷物をデポしてトーフ岩の高盤岳へ。登りに行っているのにしばらくは下りまくり(笑)

高盤岳(1711m)山頂!
この岩群はすごかった〜!

下山も気をつけて歩き、花之江河にて荷物をピックアップして一路、淀川登山口へ。

紀元杉に立ち寄り写真を撮りました。
食べ損ねた期限過ぎのパンを食べながら(笑)

4日目:11月18日(金) 屋久島観光〜伊丹空港

午前中、屋久島観光。今日は終日雨予報通り、朝から雨。「いやー山で2日間晴天だったことが奇跡ですよ〜!今日の雨は良しとしましょう」など冗談言いながら笑いながらの観光しました。
ただ、今日は帰る日なのでフライトがちょっと気になり雨雲レーダー確認したら雨が強いのは10〜12時。フライトは14時35分。観光しながら屋久島空港到着の1便目&屋久島発の1便目が遅延もなく離発着出来ていることも確認。私たちの乗る予定の便は、福岡から飛んできた飛行機がその後伊丹行きの便となることを調査済み。その後も雨は降り続いています。JALのサイトで屋久島発2便目も無事飛んだみたく、3便目も「定刻」の文字。私たちの乗る便は5便目ですが、まー強風も感じないし大丈夫かとちょっと安堵。
千尋の滝、屋久杉自然館、ショッピングして空港へ。

圧巻の一枚岩を削って流れ込む千尋の滝、屋久杉を詳しく学べる屋久杉自然館、そして途中でサキシマフヨウやハイビスカス、ヤッコ草、モンステラの群生なども車窓観光できました。
空港到着直前に「福岡からのフライトは無事に飛んだかなー」と確認すると「欠航」の文字が!
えーーーーー!・:*+.\(( °ω° ))/.:+
空港に着いて車を降りて、荷物もほったらかしてすぐに空港内のボードを確認へ。

屋久島空港

4便目までは飛ぶのに5便目は早々と「欠航」決定になっている〜( ; ; )
その後の便は「天候調査」。カウンターで聞くと17:30、19:00の両便満席とのこと。
さーどうする?明日の天気も引き続き雨予報。
①明日の同便に変更。(追加費用は宿泊費と空港往復タクシー代)
②高速船トッピーにて鹿児島港へ。後タクシーで鹿児島空港へ向かい伊丹便に乗る。(追加費用はトッピー代と宿〜港タクシー代、鹿児島港〜空港タクシー代)
明日も天気の影響で飛ばない可能性はあるので、高速船で脱出路線を選び高速船の予約電話をしました。
するとー!この後の便(最終便)15:45発は満席というではないですかー!
えー200席以上ある船なのに?飛行機はプロペラ機なのでせいぜい40〜50人のキャンセルなはずなのに。そもそもそんなに船に乗る人いるの〜?(←失礼😓)
この時点でもう島を今日脱出することは不可となりました。
空港カウンターに戻り明日の鹿児島行き1便の空席状況を聞くと1、2便とも「満席」ですとの回答。
ガーン。
再び高速船に電話。明日の1便7:00発は「満席」です。そっそんなー!そんなに人来てるの屋久島に?(←失礼😓)
10:00便なら空いているとのことで、もう選択肢もないので予約。
そしてすぐに屋久島→伊丹の航空券を鹿児島→伊丹に変更手続きをしました。ここは希望時刻便が空いていました。
さー次は、泊まる宿「紫水館」が空いているか?の確認。ここが空いていなければ他を探さなきゃだし、どこも必要分の部屋数が空いていなければメンバーバラバラに分宿もあり得る。そして最悪の最悪まさかの下界で雨の中のテント泊〜!!などが脳裏によぎる。
紫水館の女将さんに状況を話し、てなことなので「今晩泊まれますか?」と聞く。
「今日は他のお客様もいるけど、皆さん分の部屋数は空いているから大丈夫よ。ただ今からでは食事作れないから素泊まりで大丈夫?」との返事。「はい!もちろんです。素泊まりでお願いします」
その後、女将さんから素敵な言葉をいただき泣きそうになりました💦
メンバーには泣きながら女将さんの言葉を伝えました。
てなことで屋久島延泊手続きは完了。
メンバーの皆さんご理解ご協力ありがとうございました。
紫水館に到着。今回は全員で「ただいま〜」(笑)
晩に「反省会・宴会」をしてさらにみんな仲良くなったかどうかなどは、あえて書きません。

5日目:11月19日(土) 屋久島〜鹿児島港〜鹿児島空港〜伊丹空港

高速船トッピーは、宮之浦港発です。
途中、益救神社の鳥居から参拝して港へ。
屋久島を出発して、種子島経由鹿児島港へ。後、タクシーにて鹿児島空港へ。鹿児島空港から伊丹空港へ。
着後、解散。
4日間5日間大変お世話になりました。