神話と自然の旅 若狭、越前、加賀、飛騨、尾張、近江国一之宮と神宮&城巡り(前半)

山旅人社・神話&国一之宮巡りツアーは、第12回目です!

今回は、若狭国(福井県)、越前国(福井県)、加賀国(石川県)、飛騨国(岐阜県)、尾張国(愛知県)、近江国(滋賀県)の6カ国です。+神宮3社も参拝します。
ご祭神は古事記や古書・ホツマツタエに登場する神様、彦火火出見尊(ヒコホホデミ)、日本武尊、仲哀天皇と神功皇后、草薙剣(クサナギ)、天智天皇、大己貴命(オオナムチ)など。
また神話や古書物にはレア神として、豊玉姫、菊理比咩(ククリ)、大歳神(オオトシ)、天火明命(アメノホアカリ)、大物主、伊奢沙別命(イザサワケ)など、神話や歴史を諸説踏まえ深堀り考察しながら巡りましょう。

①5月11日(日)  大阪 〜 おばま 〜 敦賀

まずは、若狭国一之宮・若狭彦神社(上社)
ご祭神は、彦火火出見尊(ひこほほでみ)。別称:山幸彦。
天孫・邇邇芸尊の子、海幸彦の弟、鵜葺草葺不合尊の父、豊玉姫の夫。
昔はなしの「浦島太郎物語」のモデルとも取れる「竜宮城神話」の主人公。
この物語は鹿児島の枕崎の岬が有力説な舞台で、鹿児島神宮や青島神社などのご祭神も彦火火出見尊が祀られています。妻の豊玉姫が海神一族だから海にまつわるということで崇められているのかな?

2本の大杉が参道を挟んで聳えており、ニノ鳥居と書かれています。
本殿修復工事は、去年10月から今年9月までの予定で御霊は若狭姫神社へ仮遷座。
1300年ぶりの1年間限定の夫婦同居だそうです。

続いて、若狭姫神社へ。
途中、名品・若狭塗箸を見にいきました。

若狭国一之宮・若狭姫神社(若狭彦神社下社)
ご祭神は、豊玉姫。
彦火火出見尊の妻、鵜葺草葺不合尊の母、海神・綿津見山神の娘、玉依姫の姉。
神話「海幸山幸物語」に竜宮城の姫として記載。
対馬国一之宮・海神神社、鹿児島の竜宮神社、豊玉姫神社のご祭神でもあります。
本殿は流れ造、千年杉は圧巻の樹高40m!

昼食は、道の駅・若狭おばまの和久里のごはんや おくどさんにて。
地元食材を90%以上使用している良いお店で美味しかったです。
若狭や小浜に来たら鯖でしょ!という声も(笑)さば街道も通りましたし。

さばへしこも美味しかったですね。

一路、敦賀へ!
途中、三方五湖展望しに梅丈岳へ!
日本三大松原・気比の松原散策。
3月に新幹線開通した敦賀駅は大きくて綺麗でした。
宿泊は隣。
夕食は駅前の魚とごはん・ますよねにて

かにまぶし御膳🦀

宿泊:ホテルグランビナリオ敦賀

 

 

②:5月12日(月)敦賀〜白山〜飛騨高山

越前国一之宮・氣比神宮
社格三冠①神宮、②国一之宮、③官幣大社。
(社格三冠は全国に9社のみ)
ご祭神は、伊奢沙別命(いざさわけ)。
※正体は不確か。
古事記に「ある神様が応神天皇の夢に出てきて、お互いの名前を入れ替えよう!と言い、それに従いますと返事すると翌朝、浜に出向くようにっと言われて、朝起きて浜に出向くとそこにはイルカの贈物があった」とのこと。それにより食物の神様とし、別名は笥飯大神(けひのおおかみ)、御食津大神(みけつのおおかみ)と決められたそうです。それ以外の記述なし。
そもそも社格が神宮ということは、定義的にアマテラスからの直径の天皇系統か、その方たちと関わりの深い神やモノを公認で祀っている宮や神社が神宮と名付けられているので、伊奢沙別命神は意味深ですな。

広島・厳島神社(17m弱)と奈良の春日大社(8m弱)と合わせて日本三大木造鳥居。
今回、氣比神宮参拝して、神宮25社全参拝完了の方がおられました!古事記、歴史、大和言葉、言霊、我を抜く、などなど学び知りましたね。素敵です!次のステージへ👏

現存12天守・丸岡城
安土桃山時代の1576年柴田勝家の甥・柴田勝豊が築城。その後、豊臣領、徳川領となり1871年廃藩置県、廃城令時に丸岡町が買取り天守を残し城跡は公園となり、1948年福井地震で天守倒壊。倒壊材7〜8割を再利用し組み直して修復。

後、隣の日本一短い手紙の館にも立ち寄りました。
そして〜 お昼は〜 鶴来のこいしやへ。
店の前に行列あり!20分ほど待って入店。
丼もの、定食、そば、うどん、ラーメンと40種類からチョイス!

野菜ラーメン

加賀国一之宮・白山比咩神社
日本三大霊峰・白山の御前峰山頂に白山比咩神社の奥宮があり、白山が御神体です。
ご祭神は、菊理媛尊(くくり)。
※古事記に菊理媛の記載はなし。
神話では、イザナギ・イザナミがさまざまな国や神を生み、火神・カグツチを出産時やけどで崩御。イザナギはイザナミを呼び戻すために黄泉の国へ行くが、変わり果てた姿におののき逃げて、追ってきたイザナミとは境界・黄泉平坂で対峙。そこにククリ媛が登場し、二柱を仲裁した。
ククリ媛の語源は諸説あり。一般的には「仲を括る神」でククリ媛神。
別の古書で深掘りすると、菊は古語で「くく」。9月9日の重陽の節句に菊酒を飲む習慣は菊理媛が関連している?
関連性や真実はわかりませんが、いろんな考察。

一路、飛騨高山へ。

本日の宿は高台にある素敵なホテル。
夕食は、ホテル内レストランにて多種多様バイキング。

飛騨牛のローストビーフ、飛騨牛コロッケ、朴葉みそ、煮たくもじなどなど

宿泊:ルートイン・グランディア飛騨高山

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