槍ヶ岳登頂!④〜横尾山荘

朝、4時ごろにお天気チェックに外へ出てみました。玄関の土間には多くの人が雨具を付けヘルメットを被り靴を履いてと準備中や、待機中の人で賑わっていました。

外は小雨&深いガス(霧)でした。

ぱっと見た感じまだ誰も出発してなく、多少の回復か時間待ちしてるようでした。

私は、こりゃー急いで出る意味ないな。何てったって、今日は午前中いっぱい時間あるし~。仮に午後イチに登っても宿泊地を予定の横尾山荘まで降りず、手前の槍沢ヒュッテにすれば全然大丈夫。

最終的に明日の14時までに上高地に降りれば良い行程だからー。

メンバーにも話していたが、『横尾山荘は確認したらまだ空きもあるとのことで実はまだ予約してないので、宿泊地変更もありえちゃいます。これは個人プランのいいところでもある!

予定は予定。臨機応変に対応や変更出来ちゃいまーす(*^ー^)ノ♪』

朝、待機している人たちは今、登れても登れなくても今日中に上高地に降りなきゃ!や朝イチで移動していかなきゃ人たち。いろんなプランがそれぞれにある。

てなことで、『外は、ガスって何も見えません。待機している人が多く玄関口土間にいましたが、私達はゆっくり7時ごろから朝食食べて、槍ヶ岳登山へ向かいましょう。』と説明&案内をしてまた寝ました。笑

7時前に起きたら、小屋の中には人が結構いました。でも、寝起きはうちらぐらいで、見ていると、荷物を置いて登って下りて来て荷物を詰めなおしている人たちのようでした。

部屋の中の蚕棚向かいのご夫婦と挨拶を交わすと「槍ヶ岳にもう登ってきました。」と話す。聞くと、いや聞いてなく向こうがそのまま喋りだした笑

「実は2泊目で昨日は全く天気悪くて登れなかったのでね。」ということだ。今日はこれから頑張って上高地までおりなきゃなので、朝イチ登ってきました。ということであった。

食堂に行くと、朝準備して玄関口土間にて待機していたグループが向こうで一テーブル使ってご飯食べていた。あれ?行ってない?と思ったが、登って下りてきて今ご飯食べてるとしばらくしてわかった。

私達が座ったテーブルは、20~30代ぐらいの男性5人組とソロの男性が2~3人がほぼ同じ時間で食事した。

私達を除いて、みな登って下りて来た人たちだった。

その5人組の若い20代二人のすごいこと。

私は控えめにご飯お代わり2回して計3杯。ほとんどの男性はお代わりを1~2回していたが、その二人のうち一人は5杯。もう一人は6~7杯も食べていた。いやいや、朝からすごいかった。その彼らは先ほどまで、山頂で30分ほど晴天や晴れ間を待っていたが、一瞬ふーとガスが切れることがあってもまた次の瞬間ガスってなにも見えない状態がつづいたとのこと。

食堂には、スタッフが集まってきて食事が始まった。

食後、荷物を全部持って玄関出たとこの軒先下に、メンバーの不要な荷物を置いた。

フェリス女学院の子達がいたが、もう登ってきたっぽい。これから降りるのであろう。

ガスが、一瞬晴れて槍の先が見えた。

「あっ!槍っ・・」と言っていたらすぐにまた隠れた。

カメラを構える隙もなく(泣)

写真with ガス

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さて、小屋から出てくる人もいないし、山頂への取りつきを見ても、人は混んでなさそう。

よし! 焦らずゆっくり登れそうですよ。山頂まで集中切らさず、いきますよー。

いきなり手足を使っての三点確保。落ち着いて岩場を

見れば手や足の掴み場、置き場ありますから!

「はいっ!」とメンバー必死に登る。

第一岩場を登り、ちょい平らになり目の前上部に梯子見える。梯子までの岩場が第二関門。視野が狭くなると足場や手の掴み場がちょっとわかりづらいところが1~2箇所あるがまぁ落ち着いて探せば全く問題ない。

そして、梯子にとりつけば、一手一歩登る。

梯子が終わりカスガイが打ってある壁がちょい足の長さの差で難易度が変わる。

ここら辺でいなかったはずの後ろに人が増え続ける。

かといって抜いてもらったり、譲る場所もないので、追われて急かされているように感じてしまうが、極力焦らず、がんばるしかない。最後の梯子連チャンを登り切り『おめでとうございま~す槍ヶ岳山頂でーす』

『わぁー!登れたー。やったー(≧◇≦)/』と不安や恐怖の顔からゆるんで感動の表情に変わる!

山頂で証明写真を取って、ガスが晴れるのを待ってると、ちらほら小屋や北尾根の方が見えた。

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どんどん登ってきていたので、混む前に下り始めた。

下りも慎重に集中しながら一歩一歩降りた。

2箇所ほど、上りの人たちを譲りながら上手に離合して下った。

埼玉の熊谷の高校生が多く登ってきていた。

無事に槍ヶ岳山荘について喜びあった。(*^ー^)ノ♪(^^)v

振り返ると山頂はガスの中

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荷物を取って、ご主人の穂苅さんに挨拶をして「あっ!9月にまた来ます。」槍沢へ下山。

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フウフウハーハー〓〓頑張って登って来る人たちに、こちらは下りだから声をかけながら、軽快に下る。

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雪渓が大小4~5箇所残っていてステップ切りながら降りる。

天気は完全に回復

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予定より良いペースで降りれていたが、熊谷高校生に抜かれる笑

彼らは荷物は軽装。

槍沢のテント場でテント泊からの早朝登り始めピストンだったみたい。

テント場を越え、樹林に入り槍沢ヒュッテに到着。ランチは中華丼をいただく。

今日の宿泊は、横尾山荘にしましょう!と横尾山荘に電話入れて予約する。

時間的に急ぐ必要もなくなりゆっくりと横尾山荘に到着。ベッドを割り当てられ、お風呂の時間まで荷物整理したりして過ごす。

お風呂は、シャンプーや石鹸使用は自然保護のため不可。みんな上手にタオルでゴシゴシ水洗い。

湯船につかってリラックス。

風呂上がりに一杯!ぷはぁー美味しいなぁー。

フェリス女学院の子達もここに宿泊みたいだった。

宿泊客は多く、夕食でかなり並んでいた。

急いで食べる必要ないので、並びの列がなくなるくらいに行って夕食いただきました。

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1日お疲れでした。&槍ヶ岳登頂おめでとうございました。

狙ってない、行かないよ!と言っていた奥穂高、来年?って話になっていました笑

高千穂ガイド.com