日本にも読みにくい&読めない山の名前ありますが、海外にもありますねー。
今回の山「Rwenzori Moutain」。
発音や日本語表記がムズがしい山です。
英語に沿ってカタカナ化すると、ルウェンゾリやルエンゾリ。
発音をカタカナ化するとウエンゾーリやレンゾーリですが、
私はシンプルに覚えやすいようにルエンゾリにしました。
(どれも間違いではないと思います)
ルエンゾリ山って?
ウガンダとコンゴの国境の山・ルエンゾリ山5109m。
別名:「月の山」「ナイル川の源流の山」
アフリカで氷河(万年雪)がある3座の1つ。
アフリカ最難関の山でありもっともアドベンチャーな登山が楽しめる山です。
山の標高的にはアフリカ第3の高峰なので、登山者はキリマンジャロとかに比べられないぐらい少ないです。登頂できる標高ポイントとしては第2なのですよ。
大陸最高峰はキリマンジャロ山5895m。ギルマンズポイントピーク5685mやステラポイントピーク5739m到達でも登頂となりますが、最高ポイントのウフルピーク5895mまで登れます。どのポイントを取ってもキリマンジャロはダントツ最高峰です。
そして、キリマンジャロと言う名は、コーヒーや山麓のサファリでも有名なので登山しない人でも聞いたことあるっていう方は多いでしょうね。知名度的にもアフリカ・ナンバー1。
さて、事実上のアフリカ第2の高峰はケニア山5199mです。
しかし、最高ポイントのバティアン峰5199mは、一般登山者向けでないため、登頂ポイントとしてはレナナピーク4985mへ登っています。
なのでルエンゾリ山はマルゲリータ峰5109mまで登るから、ルエンゾリ山の方が高いのです。
が
ほとんど知られていない山。
では、簡単に紹介!
ルエンゾリは山全体の名前で国立公園の名前でもある。
(ルエンゾリ山地国立公園)
↓
ルエンゾリ山地の中にいくつかの山(山群)がある。
Mount Stanley, 5109m
Mount Speke, 4890m
Mount Baker, 4843m
Mount Emin, 4798m
Mount Gessi, 4,715m
Mount Luigi di Savoia, 4627m
↓
Mount Stanley(スタンリー山群)にいくつもの峰(ピーク)がある。
Margherita/マルゲリータ峰(5,109 m)
アレクサンドラ峰(5,091 m)
アルバート峰(5,087 m)
サボイア峰(4,977 m)
エレナ峰(4,968 m)
エリザベス峰(4,929 m)
フィリップ峰(4,920 m)
メビウス峰(4,916 m)
グレート・トゥース峰(4,603 m)
現地では、「ルエンゾリ山に登った」とは言わず、「マルゲリータ峰に登った」が「ウガンダ最高峰に登った」という意味になる。
※外国人初登頂のイタリア人が、イタリア王妃Margheritaの名を付け「マルゲリータ峰」。なので読み方もイタリア語読み。
PIZZA?って思ったのは私だけ?
そして、山頂はウガンダとコンゴの国境になっています。
ROUTE / ルート
ルエンゾリ登山の登山口はウガンダ側に2つとコンゴ側に1つ。
ルワンダ側にルートは計3つあります。
Central Circuit(周遊) / 7-8 days 往復70km
Central Circuit の往路をピストン /7-8days 往復60km
Kilembe Trail / 8-10days 往復80km
装備
夏山登山、どろどろの泥濘歩き、最後は冬山登山で雪と岩のミックス山行です。
Nyakalengijya登山口 1750m〜Elena Hut 4541m
☆気温10度〜25度
◎ゴム長靴(なるべく長いの)エレナ小屋まで泥濘がひどい。登山靴では埋る。
(現地にてレンタル有り。軽くはない)
◎山用ソックスx2
◎速乾性下着上下
◎山用登山パンツ(夏山用)x1
◎山用シャツ(半袖 or 薄手長袖)x2
◎ソフトシェルジャケット or フリース(防寒用)
◎雨具(ゴアテックス製)
◎キャップ or ハット帽
◎手袋(ところどころトゲトゲ植物)
◎サングラス、日焼け止め
◎ストック1本
◎タオル
◎トイレットペーパー
◎ウェットティッシュ
◎水 1L
◎行動食(コモパン)
Elena Hut 4541m 〜 Margherita Peak 5109m
☆気温10度〜0度+風
◎雪山用重登山靴
◎保温下着上下
◎厚手ソックス
◎メリノシャツ
◎冬用登山パンツ
◎フリース or ダウンジャケット
◎オーバージャケット and オーバーパンツがベター(ゴアテックスの雨具で代用可)
◎グローブ(インナーとアウター)
◎ネックウォーマー
◎ニット帽
◎ゴーグル or サングラス(強風でなければ可)
◎ヘルメット
◎10〜12本爪(前爪付)アイゼン
◎ピッケルx1
◎ハーネス
◎カラビナ(環付x2、環無x1)
◎スリング(60cmx1、120〜150cmx1)
◎エイト環
◎ヘッドランプ(2時〜3時に出発)
◎行動食(コモパン)
◎水1〜2L
×ユマールは無くても良い
登攀装備 登頂日服装
小屋で必要なもの
◎ダップルバッグ(40L〜)
◎寝袋+シュラフカバー(最低5度〜0度)
◎小屋滞在用にダウンジャケットとダウンパンツ有効
◎ニット帽
◎カイロ
◎テルモス
◎ヘッドランプやソーラーランタン
△本(小屋ではとにかく暇です(笑))
△小屋用サンダル
△軽量折畳傘(トイレは外で、長靴履いて出ます)
△エアマット(小屋のベッドにマットはある)
※インスタントコーヒーとホットチョコと紅茶のティーバッグ、砂糖はキッチンが準備してくれてた。
※ゴミ箱有り(宿泊小屋や途中の東屋ハット)
Nyabitaba Hut room John Matte Hut John Matte Hut dining John Matte Hut Room Bujuku Hut Elena Hut room Elena Hut
その他
あったら便利なもの
・パルスオキシメーター
・ダイアモックス
・蓄電
・登頂日深夜食(どん兵衛などのカップ麺)
・歯ブラシ
・エア枕
・細引きテント内用+おもちゃのカラビナx2
※なるべく軽量軽量(笑)
高千穂ガイドブログ