朝が来ました。
私は、目が覚めた時点で疲れた感はなく、寒さも収まっていました。どこでもいつでも寝れる私ですが、狭すぎて隣のRafaelと何度もぶつかり、度々眼は覚めましたが、まー寝れた方でしょう。
睡眠出来る出来ないでは、翌日に残る疲労度は全然違いますからね。睡眠ってすごいですよねー。
メンバーが良く寝れたのかは分かりませんが、
ギュウギュウテントの中だったのであまり寝れなかった人もいたと思います。または疲労困憊で爆睡だったかも。会話が飛び交うが、メンバー数名はまだ衰弱から回復していない様子。
さーどうする?
ここまで来てこの状態だと、続行も撤退も大きな違いがない気がしてきて、私は何がなんでも登頂という気分はそんなになくなっていて、「どちらでも!」という気分になっていました。
もちろん体力や健康状態もですが、帰国の日というタイムリミットも重要な考慮材料のひとつです。
状況を見ると、まだ日にちや時間に余裕がある人と体力的に余裕がある人といます。
ぐだぐだいろいろな仮定話しやもしも〜話しをしていましたが、
メンバーの中の一人が、「デナリキャンプ5は行ってみたい。」の一言で決まりました。
外に雪を取りに行き、テント内で湯をわかし簡単な朝食を食べて、キャンプ5までに必要な水分のお湯を沸かし、準備。
高所なので寒さはそれなりにあるものの、風はほぼ止んでいました。
テント内のもろもろが凍っていました。
私のNALGENE水筒もカッチコチ。
飲めなーい!
私のパートナーは、高所にはめちゃめちゃ強いはずですが、疲れが残っていてピッチは上がらず、倍の時間かかってゆっくり歩きました。
危険な稜線は続きます。
しっかりアイゼンきかせて歩きます。
滑ったら最後ってとこばかり。。。。。
デナリキャンプ5に到着!!!!
デナリ稜線16000ft~C5High Camp(17200Ft/5240m)
天気は良くて、風もないのに、結構寒いです。
下凍っててペグが刺せない(笑)
ピッケルやスクリューを最大に活かして2張り完了!
まさに絶景!
すごいとこですわー。
とうとう!やってきました。
テント内でお湯沸かして、食事。
ぶっこみ飯!
消化がよくて流し込めるやつ。
ぶっこみ飯にさらにご飯ぶっこんで(笑)
明日の登頂に備えて食欲旺盛!
よく食べてよく寝れる人は強い!登山哲学(笑)
凍ってしまったドリンクを解凍中。
明日の準備して寝まーす。
デナリガイドブログ