黒部の源流の山々(太郎平山荘~太郎山~北ノ俣岳~黒部五郎岳~三俣山荘)②

今日は予報通り終日晴れ。
日程変更で、今日は頑張りに頑張って一気に太郎平山荘~黒部五郎岳を登り~黒部五郎小舎~三俣山頂は巻き三俣山荘までの11時間コース。
明日は午後から天気崩れる予報なので、早朝出発で鷲羽岳、水晶岳登って雲の平小屋に入り、6日は台風通過の様子見で、雲の平もう1泊か4時間移動で薬師沢小屋か。
その後の行程や宿泊地は台風通常次第。
さて、てなわけで「ゆったり黒部源流の山々百名山4座登頂」が早速「ゆったりしていられない黒部源流百名山縦走登山」となった。
今日が一番のロングコース。通常の1日半分を頑張って歩く。一応メンバーには各自寝袋を持参してもらい、私はテントや4食×人数分の食料を持ってきた。
★今日の行程★
太郎平山荘625・・・太郎山・・・北ノ俣岳825・・・赤木岳923・・・中俣乗越・・・ピーク下1023/1035分岐・・・岩場のピーク巻1100・・・分岐1147/1150・・・黒部五郎岳1205/1208・・・1215/1219分岐・・・小屋まで2時間表示岩(水)1248/1300・・・樹林対1325・・・黒部五郎五郎小舎(2330m)1415/1425・・・笠ヶ岳ビューポイント・・・2661mピーク1533・・・トラバ分岐1548/1553・・・鷲羽岳&大天井展望1625・・・三俣山荘1700着

早く出発しなきゃなのに、朝食時会話弾み危ない危ない(*^^*)
では!出発でーす。
小屋出て歩いているとすぐに薬師沢への下りと太郎山&黒部五郎岳の分岐に出る。
「明々後日この下の薬師沢からここのルートを上がってきますよ。」と話右のルートを行く。

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太郎山山頂


この看板を右に入るとピーク。
まず、今回一座目太郎山!
天気は最高!展望も最高!

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まずは、この稜線上の先に見えるあの黒部五郎岳目指して歩きます。何気にアップダウンがあり大変です。

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薬師岳


振り返ると、最後に登頂予定の山・薬師岳が大きく聳えています。

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北ノ俣岳


2座目北ノ俣岳2662m。

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黒部五郎岳、笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山

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黒部五郎岳

赤木岳を越えていよいよ黒部五郎岳へ。

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薬師岳、雲の平、赤牛山


黄葉がキレイ!

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黒部五郎岳


名前の由来石がゴロゴロでゴロー。黒部ゴロー。

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黒部五郎岳

第3座目!今回の百名山一座目・黒部五郎岳2840m。
天気良~し(*^ー^)ノ♪
分岐に2人組が休憩していてよく見ると、西洋人でした。話しかけてみるとオーストラリアから来た夫妻で、立山から縦走してきて今日はなんと!薬師岳山荘から歩き始めて同じく三俣小屋へ向かうとのこと。私たちをはるかに越えたスゴイ距離だ。

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黒部のカール。黄葉してまーす。槍ヶ岳の頭がチラッ!

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黒部の紅葉

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黒部のカール


振り返ると結構下ってきたなぁー。

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三俣小屋、鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳


長い1日もあと30分!
眼下に三俣山荘見えて来ましたー。
雪渓越しててくてく。

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大天井、槍ヶ岳と雲海

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鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳

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鷲羽岳


三俣と鷲羽岳の鞍部から雲が流れ込む。
17時前に三俣山荘無事到着!
同じ時間に雲の平から来たという6人グループも三俣山荘到着!

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三俣小屋dinner


ジビエ(鹿肉シチュー)
南アルプスから鹿が北アルプスにも繁殖してきて駆除してるがしきてれいないと話をしていました。駆除した鹿のうちたった1割りが食用に。

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真っ赤に染まる槍ヶ岳

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赤槍


小屋の人もこんなに焼ける槍ヶ岳はそうそう見たことない!とみんなカメラでパシャリパシャリ(^ー^)ノ♪

食後、オーストラリア人ご夫妻と色々話しました。なんと、オーストラリアから成田に着いて、そのまま東京は素通り移動して松本泊。
翌日、立山室堂に入り、五色ヶ原山荘に泊り、昨日は薬師岳山荘に泊り、そして今日とのこと。すごいのが、オーストラリアから持ってきた荷物を全部担いで歩いてるということ。
パソコンや、バッテリーやケーブルが余分で重いと話していたが、そうだろう。奥さんの方はかなり疲労困憊だった。
その後は、テント泊の人達20~30代の人達が隣のテーブルで飲んでいて、私を外国人を案内しているガイドと思ったみたいで、呼び止められて話す。4人中三人が仕事辞めて、次までの休養期間と題して山を歩いていると言っていた。価値観や興味の話で消灯まで盛り上がり楽しかった。
明日は、みんなバラバラの方向にバラバラの時間に出発。一期一会の夜でした。

21時!おやすみなさい。
私は2階に寝ましたが、2度もランプに頭をぶつけ皆さんを起こしちゃったかな((笑))。すみません。

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