さーどーなるデナリ登山! Denali Expedition 2017 Day13(天候待ち④・デナリC4(14200ft))

おはよーございます。
本日、登山DAY⑬ 6月11日(日)。
天候待ち④日目です。
今日も動きません。
いや動けませんの方が聞こえがいいかな。

晴天日は、苦でもなかった雪集め。
悪天候&強風の中での雪集めは大変です。
まーちょっと飽きた感も出てきていますが。。。。

その後は、日課のWeatherチェックへ。
てくてく、レンジャーステーションへ。

C4(14000ft/4330m)
Snow :<6インチ(15cm)、
気温:華氏14度(摂氏−9℃)
風:南風25-45mph(11〜20m歩行不可)

C5(17000ft/5200m)はSnow:< 6インチ(15cm)、
気温:華氏−6°(摂氏−21℃)

風:35-60mph(15〜26m歩行難〜暴風域)

OUTLOOKに火曜Taper off*と書いてある!
水、木とClearing!!!!!!!!!!!

*Taper off=弱まる!細る。

雪山と夏山の大きな違いは、
夏山は天気回復すればすぐ行動出来る。
雪山は天気回復しても、トレイルは1週間ほど人が歩いていないのでトレースは完全に消えているだろう。先に行けば間違いなくラッセル歩行で雪をかき分けかき分け歩くため体力は消耗。
また、キャンプ4からキャンプ5への直登は雪崩の危険性もあるため、回復しても一日は様子見で待った方がいいのが通常の判断。ただ!日数やその先の天気を考えるとあまり待っても居られない人々も多いはず。
判断がムズかしい!

○気温:米国/℃(華氏)、日本/℃(摂氏)
ざっくり計算(華氏)ー30 ÷ 2 =(摂氏)
正確計算:(華氏)ー32  ÷  2 x 1.1 =(摂氏)
○風速:米国/MPH(時速)、日本/m/s(秒速)
MPHx0.44=m/s(秒速)
※風速についての説明は下記に!
○長さ:米国/Inch(インチ)、日本/cm
1inch=2.54cm

🍃≈風速についてin日本🌀
静穏 – 風速0.3m/s未満の風
3〜5m/s(軟風)木の葉や細かい小枝がたえず動く。軽く旗が開く
5〜8m/s(和風)砂埃がたち、紙片が舞い上がる。小枝が動く
10〜15m/s(やや強風 )大枝が動く。電線揺れる。傘はさしにくく風に向かって歩きにくい。
※10m/s(23MPH)傘無理
※15m/s(35MPH)歩行難
17〜20m/s(強風)小枝が折れる。風に向かっては歩けない。
※17m/s(40MPH)歩行不可、禁テント外出
20m〜25m/s(暴風域)人家にわずかの損害がおこる。煙突が倒れ、瓦がはがれる。
30m/s以上(台風🌀)

今日の朝ごはん。
いつもながらのシリアル系とホットチョコ。

まーも見栄えがそんなに変わらないから、朝食は別にもう紹介はいらないかな。
テント内では、ダウンのテントシューズロング履いています。

オレンジパウダージュースを作ってみよう!

ホットでも、アイスでも美味しい〜!!
※テントの外の雪の上に挿しておくと、キンキンに冷えます。

本は返して、般若心経を写メったものを見ながら!


はい、本日2回写経しました。

では、皆さん一緒に!

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶
般若心経

どうかデナリの天気が予報どおり回復しますように!

外の風が弱くなり、雪が一旦止んだかな?


テントの周りの雪かき雪かき。


今日も、登頂を断念して下山者がちらほら。
段々、こちらの日程も少なくなってきて不安。
こうなりゃーせめてデナリキャンプ5まででも見に行けたらいいなー。
6月5日に上がってきて、6月8日から全くもって動いてないので、なんか身体がなまってきて、般若心経ばかり読んでるから、欲もなくなってきたかも。
厳しい自然環境と厳しい現実を目の当たりにして登頂出来なかったら出来なかったでしかたないと思うしかないのかなー。(悲)

私は、6月21日のアンカレッジ朝発の便で帰国予定。
でもメンバーの中に6月19日帰国予定者がいるから、そこを考慮して逆算して日程組んでみよっと。
最悪6/18(日)にタルキートナーに下山できればいいから。

一気に荷物もってキャンプ5への移動は大変そうだから、荷物半分キャンプ5にデホして、降りてきて残り半分を持って次の日キャンプ5への移動が希望と理想だが、そうも言ってられない残日数になってきてる。
また、登頂日もC5を出発して、山頂行ってまたC5に泊まる方がベターだろうけど、頑張ってC4まで降りるしかチョイスはなさそうだなー。
そして、下山も①C5→C4、②C4→C3、③C3→C1、④C1→BC、⑤BC→タルキートナー、⑥タルキートナー→アンカレッジの6日間プランが、①C5→C4、②C4→C2、③C2→BC、④BC→タルキートナー→アンカレッジ4日間で降りるとして、14日登頂がラストチャンス。それ以降は、帰国フライトをチェンジするしかない。
BCからタルキートナーのAIRタクシーも往路のように2日も3日も飛ばない危険性を考えだしたら、私の帰国フライトフライトは21日だからといって余裕があるわけではない。
さータイムアウトとの戦いも始まった。
うーん。

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