Climbing Mt.Elbrus Day4(エルブルース山登山)

深夜、Snow-Cat(雪上車)の動く音と眩しいライトで目が覚めた。
時計を見ると、1時30分だった。
あードイツ隊の出発だ。ちらっと窓を見ると雪は降りつづいたみたいだ。
近くの他の小屋の灯りも届く。
山頂付近もかなり降ってるんだろうなーと心配しながらも、そしてまた寝る。

朝6時に目が覚めた。外はまだ降ってる。トイレに行きたくなったが、外に出るのが面倒(笑)
でも我慢できないから、防水のゴアテックス上着を羽織って外へ。辺りは雪で真っ白。トイレまでの道も真っ白。夏から一気にクリスマス〓

てなわけで、今日も休養日となる。
スペイン隊のガイドの一人が食堂にいる。聞くとメンバー何人かは、スタートして1時間もせず雪も多く、体力不足で撤退したという。こりゃヤバイな。
私たちはゆっくりと9時から朝食を食べました。ドライフルーツポーリッジ。甘いがなにげにいける。

さーて、お昼の13時まで何しよーかなー。
景色は何も見えないが、のーんびりと過ごすことにしてたら、先ほど下から上がってきたグループのガイドがwi-fiをもっているということで、その電波を少し借りてインターネット〓思ったより電波は良かった。
まずは、ピンポイント天気予報をチェック。エルブルース山頂で調べられる。
本日、終日「雪」の予報は変わらず〓
また、明日の予報も午前、午後ともに「雪」。しかも風も出てくるものこと。ありゃなお最悪だ。
ドイツ隊のリーダーが登頂して、かえってきて食堂に顔を出した。
ところどころ、膝下まで積もった新雪の中をラッセル(かき分け状態)して大変だった。と語っていた。

13時から昼食を食べた。チキンヌードルスープとコールスローサラダはとてもおいしかった。

ここの料理は『あまり』と聞いていたが、私にとってはとても美味しい!何故???(笑)
食後、メンバーに天気予報のことを話し、状況は今日と同じかまたはもっと悪いかもしれない。
状況次第となるが、一応スケジュールとしては、夕食18時。深夜2時食事、3時にSnow-Catで出発。
その時には、ハーネスも、アイゼンも着けて出発。
2時の時点で大雪や強風、また積雪がここで30cm以上あればその2時の時点で登頂断念の判断をさせてもらいます。ガイドいわく山頂部は積雪が多いことがすでに予想されます。
かなりの体力が必要となり、ペースについてこれない体力の人はガイド判断で断念してもらいます。
メンバーの顔には「不安」の文字のみ。
新雪の登山はかなり体力消耗するし、それが5,000m以上の高所で、しかも斜度25°以上のルートを登るとなると厳しすぎるなこれは。
この3800mあたりは日が射してきたが、山頂部は完全雲の中。
最終の装備チェックしたり、本読んだり、スマホいじったり、ウトウト寝たり、ロシア語の単語覚えたりして過ごしました。

夕食は18時から、マッシュポテトとハンバーグ!これも美味しかったー。

持参したさんまの蒲焼きも好評でしたた!笑
ボキチ7号室に戻り、行動食用のおにぎりを人数分作り寝る。

今日寝すぎたのか、疲れていないのか、まだ時間が20時だからか、なぜか眠れない(笑)
眼をつぶるけど、妄想や回想が頭をグルグル(@_@)

いつもは5分いや1分もせずに寝れるというのが、特技なのに。なぜかな?
寝付くためにどう頑張ったらいいのだろうか?このまま起床の1時30分になっちゃうかな?「横になって眼をつぶっていれば身体は休まります」といつも私が他の人に言ってるのを思い出した。 試してみよー。
隣の人の寝息がイビキに変わる。
気になって寝れない。あれ?こんなに繊細だったかな?
やばいもー1時間ぐらい経ったんじゃないか!と時計を見るとまだ30分も経ってなかった。まだ5時間寝れる。
多分それから寝た。
でも眠りは浅くたまに目覚めてた。

高千穂エルブルース.com