9月末から11月にかけて日本を美しく紅色や黄色に染める紅葉・黄葉!
年やエリアによって、紅葉時期が早かったり遅かったり。
または、山全体が真っ赤に染まる紅葉・真っ黄色に染まる黄葉のキレイな年もあれば、あまり紅葉せずに茶色く枯れてしまったりする年も。
紅葉・黄葉にもメカニズムが!
簡単にいうと
紅葉
①気温が4度以下になる。
すると木が冬の支度を始めます。
いわゆる葉を落とす準備。
葉の付け根に「離層」と呼ばれる層ができる。
「離層」=葉の付け根部分がスカスカコルク状となり、葉っぱは幹や枝から水分やエネルギーが取れなくなる。と同時に光合成により葉で作られた糖分が枝や幹に流れていかなくなり葉に溜まる。
その糖分はアントシアニン(赤い色素)に変わり葉が色づく。
②葉で糖分を作るには太陽が必要!
日中毎日曇っていると葉が光合成しないので、葉で糖分が作られない。=赤くならず茶色く枯れていく・・・。
※常緑樹の中にも紅葉するものがある。
🍁キレイな紅葉のための条件🍁
①4度以下、②日中は晴天が必要。
黄葉
そして、似ているようで違うのが黄葉。
幼葉のころから、葉っぱは緑色(クロロフィル)と黄色(カロチノイド)の2色で成り立っています。
なので、春〜秋は葉緑素(緑色)が強く、黄色が視認はできない状態。
それが冬支度(老化)に入ると、葉緑素(クロロフィル)が分解されて、緑色の色素が薄くなる。そして黄色の色素カロチノイドはそのまま残ることで目に付くようになる。いわゆる黄色く色づいたように見える。
①4度以下
さー今年もキレイな紅葉探しに日本国内・海外へ!!!
高千穂ガイドブログ